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(1)コンピュータは0と1だけの世界

私たちは生活の中で、何気なく「10進数」を使っています。

「10進数」というのは、0~9までの「10種類」の記号(字)を使って数字を表すことをいいます。

そして、0~9までの記号を「算用数字」と呼びます。

記号ですから、別の記号でも表現出来ます。

例えば、漢字で書けば、〇一二三四五六七八九ですし、

ローマ数字であれば、ⅠⅡⅢⅣⅤⅥⅦⅧⅨとなります。

あれ?ローマ数字にはゼロが見当たりません。

実はローマ数字にはゼロを表現する記号がないのです。不思議ですね。

とにかく、私たちは便利な記号を使って、10進数をよく使っています。

いきなり結論ですが、コンピュータは10進数が分かりません。

エ?ウソでしょ?

だって、身近にある電卓は計算できてますよね。

しかし、コンピュータはそれをまったく分かっていないんです。

理解もせずに、入力した数字を何かゴチャゴチャやります。

そしてその結果を、「私たちには数字に見える」ように画面に表示してるだけなのです。

「コンピュータって頭が良いもの」と考えてた人なら、一気に信頼がグラグラしてきてませんか?
その謎は・・・ そう、このタイトルのとおり、コンピュータは0と1しか使えません。

しかも、0、1という数字すら理解しているわけではなく、

「0と1という2つの状態を使って動作しているだけ」

というのが正しいのです。

なぜ「2つの状態」を使うのかというと、ハッキリしていてわかりやすいからです。

「はい」、「いいえ」

「動く」、「止まる」

「ロン毛」、「薄毛」

お互いまったく逆ですよね。

「ロン毛だけど後頭部が薄毛」というのは、(現実にはいらっしゃいますが、)どっちつかずでハッキリしてないので、コンピュータには扱いにくいんです。

毛が「ある」、「ない」で分けてしまう方が、分け方は簡単ですよね。

機械を作るのも、状態が2つなら簡単なのです。

コンピュータも同じ。製造するのが楽なんです。

そんな理由で、現在のコンピュータでは、電気のON/OFFという2つの状態を使っているのです。(※1)

「ON」という状態を「1」という記号で表し、

「OFF」という状態を「0」という記号で表しています。

これだけで、10進数の計算が出来てしまうし、もちろんゲームだってできてしまうのです。

「なんで?0と1しかないのに、いったいこれでどうやって計算するの?」

と好奇心が出てきたら、是非当ゼミナールまでお越しください!

※1: 厳密には「電気がON/OFF」ではなくて、「電荷が一定値より高い/低い」ということになります。しかし結果は同じなのでON/OFFとしています。